セーブとロード
 Nankinjyou Research グループ

ゲームを途中で中断したり、後で読み返したいときはセーブをします。
ノベルシステムによっては、簡単にできるクイックセーブ機能やロードする時にサムネイルが表示されたりして、簡単に選べるものがあります。
Dest Phase 1 でも 2 クリックでセーブとロードができるサムネイル形式のブックマークシステムを実装しました。

このようなブックマークシステムは、細かい機能の違いはあるかも知れませんが、ほとんどすべてのノベルゲームにおいてこの機能があるはずです。


StoryGroup では自分と相手のプレイヤーが同一の空間にいます。
自分の行動は相手のストーリーに影響し、また、相手の行動によって自分のストーリーが左右されることになります。
しかし、以前にご紹介したとおり、このオンライン対応ノベルシステムは、双方のプレイヤーが必ずしもオンラインである必要がなく、いつでもプレイできます。
この場合は、リアルタイムのオンラインゲームとは違い、ブックマークシステムのようなものが必要になってきます。

下の画面は Dest の開発中のロード画面で、クリックすると拡大表示します。

セーブアイテムは劇中の時系列で表示されます。
週間予定表のような表示の中にあるサムネイルはセーブアイテムです。
下の区切り部分にあるアイテム番号 00 のものは相手プレイヤーの現在の劇中時刻です。
StoryGroup では、ロードした時の動作が、相手の進行によって変化するため、このような表示にしています。

アイテム番号 00 より左側は灰色の網掛けになっています。
この部分はロードしても歴史の変更ができない部分です。
少し難しい話になってきました。

さて、ロードを掘り下げてみると以下の二つの意味があるはずです。

  1. 現在プレイ中の時間へ行く
  2. 現在プレイ中の時間より前に戻る

1. は上の画面で言うと一番右のアイテム 06 をロードすることです。
中断していたゲームを再開する場合は、タイトル画面からこのアイテムを選ぶことになります。
2. はゲームを進めていて、例えばある選択肢をミスったと気がついた時などに、元に戻す場合にやると思います。
上の画面では、01 から 05 のどれかをロードすることです。

ここで問題がでてきます。
01
, 02, 03 はもう一人のプレイヤーもプレイ済みの部分のため、もしロードして別の道を歩んだとすると、相手プレイヤーとのパラドックスが起きてしまいます。
Dest ではこれを回避する為に、灰色の網掛け部分をロードした場合には、選択肢を出ないようにすることにしました。
"chrono barrier" と書かれたこの部分はロードすることはできますが、選択肢は現れず、タイムパラドックスを起きないようにしています。


さて、次に 04 05 ロードした時のことを考えてみましょう。
このロードは注意が必要です。

プレイヤーが例えば 04 をロードして進めているとします。
この時、選択肢は 0506 ルートとは違うものを選択したとします。
その後、相手プレイヤーがゲームを進めてきて、劇中の 8/4 まで来ました。
さて、この時相手プレイヤーの秋葉が体験する歴史は、「やり直す前」か、「やり直した後」のどちらになるのでしょうか。

Dest では「やり直した後」の歴史が相手プレイヤーが体験するストーリーになります。
時間を戻す為にロードするということは、やり直しをしたいからのはずで、上記のようにすることにしました。

しかし、これは大きなリスクが存在します。
「やり直す前」の歴史は無かったことにしなければならないので、0506 のセーブデータは 04 をロードした時点で消えてしまいます。
消えてしまったセーブデータは戻すことができませんので、この判断は十分に検討してからするべきでしょう。
ただし、相手プレイヤーの秋葉がゲーム進行を進めてしまうと、歴史は戻ることができなくなってしまうので、できることなら早めに判断したいところです。

この駆け引きがなんとも言えません。


次回は StoryGroup の開始方法から、相手プレイヤーとの遊び方まで説明します。
これでいよいよ StoryGroup 全体像がクリアになってくると思います。
 

 

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