
Dest の音楽再生
Nankinjyou Research グループFM 音源ボードというものをご存じでしょうか。
昔、私は PC-9801 でイースをやるため FM 音源ボードを買いました。
当時のゲームは非常に限られた制約の中で、それでも感動できる音楽を聴かせてくれました。
それからしばらくして、MIDI 音源対応のゲームが出てきて、Roland の CM-300 を繋いでえらく感動した憶えがあります。CD-ROM ドライブが普及してくると、ゲームサウンドは贅沢にも CD-DA を使うようになってきました。
これによってゲーム制作者は、ユーザーが所持している音源に関わらず、聞かせたい音色やベロシティのバランスをそのまま伝えることができるようになりました。南京錠でも音楽再生機能を作品毎にバージョンアップさせています。
ForB では CD-DA を取り入れ、Cies では Windows Media Audio と DirectSound によって、複数サウンド同時再生と切れ目の無いループを実現しました。
ところで、先日私は劇場版 AIR を見てきました。
神奈様が変わりすぎていて、びっくりしましたが(笑)、内容は映画らしくカッコよくなっていたと思います。
私は TV 版の方が好きですが、映画は映画でよかったと思います。映画では"ふたり"のアレンジがよく使われていたのが印象に残りました。
色々なアレンジが出てきましたが、これらの音楽はすべて、場面に合うように曲の長さが調整されています。
これと同じことを Dest でも実現したいと思いました。従来のゲーム音楽はループ再生されており、例えばヒロインが出てきた時はそのテーマ曲が流れます。
そして、次の場面になる時にフェードアウトして次の曲の再生が始まります。
ゲームは映画と違い、いつプレイヤーが次のシーンに移るか分からないので、あらかじめ曲の長さを調整できません。
そこで Dest では、猫野こめっと氏の全面協力のもと、一つに曲に対して沢山のフレーズを作ってもらいました。
曲の再生ポジションがどの位置にあっても、数秒以内に曲を終了パッセージに遷移させることができるようにしてもらいました。
これにより、特定のシーンにおいてプレイヤーの進行に合わせ、そろそろ次のシーンだなとプログラムが判断したら曲が違和感無く終わるような機能を実現しています。
これをシネマチック再生と呼んでいます。この機能は、現在フリーで公開中の Dest Phase 1 でも体験することができます。
ぜひダウンロードして、お試しください。
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